腕時計型 PHS “WRISTOMO” (リストモ) 4 ヶ月目のレビュー

NTT DoCoMo の腕時計型 PHS “WRISTOMO” (リストモ) を購入してから数ヶ月が過ぎた。ゴツくて重いのではと心配していたが、微調整可能なアームは腕にぴったりとフィットし、すぐに慣れてしまった。
 

最初は腕を振るたびにあちこちにぶつけたりもしたけれど、一週間くらいで車幅感覚が身に付いた。ただひとつ問題があるとすれば、キーボードを使うとき、左手首だけ少し宙に浮いてしまう (※ パームレストに手を置いたままキーを押すのは誤った操作姿勢である。詳しくはこちら)。

テンキーが無いため電話番号や文字の入力方法は特殊だが、インターフェースはよく練り込まれており、機能が少ないぶんメニュー構成もわかりやすい。従来機種の操作にとらわれることなく最適なデザインを追求できたのは、まったく新しい腕時計型デバイスならではのメリットだろう。

ガンメタリックの本体と、内側につけられたシリコンラバー、キズのつきにくい液晶カバーなど、モノとしての質感は高い。防水機構もあるので暴風雨の中でも安心して使うことができる。液晶画面とボタンがオレンジ色に点灯している様子がカッコいいので、バックライトの消灯時間を一番長い 30 秒に設定して使っている。

病院内で使うときには、念のため PHS のスイッチを切って時計モードにしている。脈をとるときや点滴の滴下速度を確認するときには、秒針表示が欲しいと思うこともある。ゴム手袋をつけて検査や処置を行うときには、もちろん腕時計をはずしておく。


白衣と聴診器と WRISTOMO

もともと携帯電話をそれほど活用していたわけではないので、通話とメールの受信ができればそれで十分だ。Outlook と電話帳とスケジュールのデータの同期がとれるというのもうれしい。簡単なスケジュール確認もできるので Palm の出番も減り、外出のときの荷物も減った。PHS なので料金も安い。無料通話分少しオーバーするくらいで、毎月 2,000 円程度におさまっている。

腕時計型ということで、きっとすごく目立つだろうと思っていたが、実際はそうでもない。ふだん他人の腕時計を注意して見ることはあまりないし、PHS として使っているときはふつうの通話スタイルだからだ。「へぇ、初めて見ました」と言う人がほとんどで、そういう僕もまだ WRISTOMO をつけている人を見たことは無い。もっとも、人混みの中に出かけることはあまりないのだけれども。

初代 WRISTOMO の売れ行きはそこそこ好調だったようだが、新機種の開発は行われているのだろうか。カラー液晶にしてくれ、カメラをつけてくれ、携帯電話、いや FOMA に……という声もあるようだが、僕はこのままの性能でもいいから小型化を進めて欲しいと思う。いや、いっそ「ドラえホン」のように、このまま消えてしまってもいい。きっと WRISTOMO は時代を先取りしすぎだのだ。