学会で発表したポスター (VDT作業の労働衛生管理)

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2007年4月25〜27日、大阪国際会議場で第80回日本産業衛生学会が開かれました。今回は「全社員を対象にイントラネットを用いて行った、VDT作業に関する労働衛生管理 (1)〜(3)」と題して、ポスターを3枚ならべて発表してきました (クリックで画像拡大)。

 
それぞれのポスターはA0版、広げた新聞紙2枚分の大きさです。1〜2メートル離れても読みやすいよう、48ポイント(約1.7cm)という大きな文字を使っています。ポスターの原稿は、MacのPagesというワープロソフトで作成しました。

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ポスター会場の模様

VDT作業とはいわゆるPC作業のことです。VDT作業を長時間続けて行うと、目の疲れ、肩こりなどの症状が起きます。これを予防するためには、作業環境や作業姿勢を整えるとともに、作業時間を管理することが大切です。

今後は、VDT作業の時間管理を手助けするソフト「VDTタイマー」を使い、自覚症状の軽減や生産性改善の効果があるかどうか、検討していきたいと考えています。

72%のユーザーが「VDTタイマーは有効」と回答

VDTタイマーのアンケート結果

PC作業の疲労症状を予防するソフトウェア「VDTタイマー」のモニターアンケートで、7割を超えるユーザーが「作業時間を意識するようになった」と回答し、VDTタイマーの有効性が示唆される結果となりました。

 
アンケートの方法
VDTタイマーを最初に起動したときに自動的にサーバーに接続して日付などを登録しました。それから3週間が経過した時点で、アンケートへの記入を促す画面を表示し、WEB上でアンケート調査を行いました。

・エントリー期間: 2006年10月27日〜2006年12月31日
・エントリー件数: 1165件
・アンケート調査期間: 2006年10月27日〜2007年1月31日
・アンケート回答数: 572件 (有効回答数: 540件、回収率 46.4%)

予想を大幅に超えるエントリー数と回答数
当初、エントリー数を300件、回答数は100件程度と見込んでいましたが、「窓の杜」「スラッシュドット」などのサイトで取り上げられたことが話題となり、予想を上回るエントリー数が得られました。また、アンケート回収率も46%と非常に高かったことも驚きでした。これはすなわち、VDTタイマーを3週間使い続けた(少なくとも削除しなかった)ユーザーが46%もいたということです。

7割を超えるユーザーが「作業時間を意識する」ように
VDTタイマーの最大の目的は「作業時間を意識してもらう」ことです。質問1の回答をみると、7割近くのユーザーが以前より作業時間や小休止を意識するようになったと答えています。しかし、小休止を取るなど実際の行動に結びついているユーザーは4割程度です。

VDTタイマーはPC作業をさまたげない
VDTタイマーの開発で最も留意したのが「PC作業の妨げにならないこと」です。アンケートでは、8割を超えるユーザーが「それほどじゃまにならなかった」と回答しています。アンケートの回収率の高さもこれを裏付けています。

今後はより詳細な調査を行う予定
今回の結果より、VDTタイマーのインストールがPC操作のパフォーマンスを落とさないこと、PC作業時間への意識を高めることなどが示唆されます。今後は、VDTタイマーが「肩こり、目の疲れ」など、ユーザーの自覚症状にどれほどの影響を与えるのか、より詳細な検討を行っていく予定です。
モニターアンケートに参加してくださった皆さま、ご協力まことにありがとうございました。

参考
質問1: VDTタイマーを利用してからPCでの作業時間の長さや、小休止について意識するようになりましたか?
→ 作業時間や小休止について意識するようになった 72%
→ どちらともいえない 18%
→ ほとんど意識しない 10%

質問2: VDTタイマーを利用してから、作業中に小休止をとるようになりましたか?
→ 小休止をとるようになった 38%
→ どちらともいえない 42%
→ ほとんど小休止をとらない 20%

質問3: VDTタイマーはPC作業のじゃまになりましたか?
→ それほどじゃまにならなかった 84%
→ どちらともいえない 15%
→ 非常にじゃまになった 1%

PC作業時間を通知「VDTタイマー v1.06」

PC作業(VDT作業)による、目の疲れ、肩こり、頭痛などの疲労症状を予防するためのソフトウェア「VDTタイマー」をv1.06にバージョンアップしました。控えめなアラーム画面を少し目立たせるように工夫しました。

 


VDTタイマー ダウンロードページ

v1.06の変更点
・アラーム画面を点滅させ、少し目立つようにした。
・タイマーの進み方が100倍早くなる「デモ」モードを追加 (SHIFTキーとCONTROLキーを押したまま起動)。

アラーム画面の点滅は「アラーム画面があまり目立たないので気づかないことがある」というご意見を受けての改良点です。「デモ」モードは、VDTタイマーの使い方を説明するときに使います。

VDTタイマーのインストール数

現在、VDTタイマーを3週間ご利用いただいた方に、モニターアンケートをお願いしています。1月1日の時点での集計では、インストール数が1,166、アンケート回答数が486件です。

当初、インストール数を300、アンケート回答数を100件と見込んでいたのですが、「窓の杜」と「スラッシュドット」に取り上げていただいたおかげで、予想を超える多くの方にご協力をいただきました。インストールしてくださった皆様にお礼申し上げます。

モニターアンケートの締め切りは1月下旬です。集計結果はこのブログでも発表します。その後、社内で本格的な比較試験を始める予定です。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

PC作業時間を通知「VDTタイマー v1.05」

PC作業(VDT作業)による、目の疲れ、肩こり、頭痛などの疲労症状を予防するためのソフトウェア「VDTタイマー」をv1.05にバージョンアップしました。Microsoft Java VMとの相性問題を回避しました。
 

いやぁ〜。ひさしぶりにプログラミングのブラックボックスにはまってしまいました。何だかとっても疲れました。そんなわけで、VDTタイマーのバグフィックス版を公開します。


VDTタイマー ダウンロードページ

v.1.05の変更点

  • Microsoft Java VMとの相性問題を回避。
    (キーボードとマウス操作の監視を、スペースキー、エンターキー、マウスカーソルの移動に限定した)

プログラミングのどつぼ

VDTタイマー v1.03から、ユーザーのPC操作を監視して、適切なタイミングでアラーム表示を行うようになりました。「グローバルフック」という仕組みを使い、すべてのキー操作とマウス操作を監視しています。

ところが、VDTタイマーを起動した状態でGoogleカレンダーにアクセスすると、ブラウザが強制終了するという問題が発生しました。検証した結果、Borland C++ Builder (初期バージョン) でビルドしたDLLからグローバルフックを使うと、Microsoft Java VMのJITコンパイラと干渉してしまうようです。

解決方法は……。

(1)グローバルフックを使わない → 監視できる操作が限定される
(2)Microsoft Java VMを使わない → 社内では多く使われている
(3)Googleカレンダーを使わない → 使いたい
(4)Visual C++を使ってDLLをビルドする → 持ってない

今回は予算などの関係で (1) を採用しました。v1.05では、スペースキーとエンターキーの押下と、マウスカーソルの移動しか監視していませんが、VDTタイマーの用途には十分だと判断しました。それにしてもWindowsプログラミングは本当にブラックボックスですねぇ(笑)。ひさしぶりにハマりました。

PC作業時間を通知「VDTタイマー v1.04」

PC作業(VDT作業)による、目の疲れ、肩こり、頭痛などの疲労症状を予防するためのソフトウェア「VDTタイマー」をv1.04にバージョンアップしました。キーボードやマウス操作の監視、サスペンド状態への対応などを行い、実際の作業時間をより正確に測定できるようになりました。
 

v1.04の変更点 (11/27公開)

  • VDTタイマーを起動した状態で、Googleカレンダーにアクセスすると、ブラウザーが強制終了してしまう問題に対応。(どうやらMicrosoft Java VMとの相性のよう。グローバルフックでマウスの動きを監視すると、なぜかエラーが起きるので、マウスの監視はタイマーで1秒ごとに行うことにした)。

v1.03の変更点 (11/23公開)

  • アラーム画面に、ストレッチ画面を表示するリンクをつけた。
  • キーボードやマウスを操作しないで一定時間が過ぎると、タイマーをリセットするようにした。
  • サスペンド状態から復帰したときなど、一定時間PCを操作していなかった場合にタイマーをリセットするようにした。
  • 時間経過のアニメーション表示を4分割から16分割に細かくした。
  • 起動時にタスクバーにウィンドウが残ってしまう問題に対応。

アンケートへのご協力のお願い

VDTタイマーのモニターアンケートにも、続々と回答が集まっています。皆様のご協力に感謝します。アンケートの画面は、VDTタイマーをおよそ3週間ご利用いただいたあと、自動的に表示されます。

ひきつづき、皆さんのご意見、ご感想を募集しています。電子メールか、この記事へのコメントとして投稿してください。どうぞよろしくお願いします。


VDTタイマー ダウンロードページ