夢と現実の落差、「SEのフシギな職場」と「生態」

コンピューターが大好きだった僕は、将来プログラマーになりたいと考えていました。実際には別の道を進んだわけですが、今でもなおシステムエンジニアやWEBデザイナーなど、コンピューター関係の開発に携わる職業には強いあこがれを感じてしまいます。きれいに片づいたオフィスでコンピューターに向き合い、スーパーテクニックを駆使して超かっこいいソフトウェアやWEBサイトを作り出す、そんな漠然としたイメージを持っていました。
 
ところが最近、「あこがれの職業」だったプログラマーが、実はそんなにスーパースターではないということに気がつきはじめました。プログラマーというのは、受注→設計→開発→試験→納品といった開発工程の末端に位置する作業員にすぎず、しかもダメな営業や無茶な設計など、上流工程のツケをすべて引き受けなければなりません。納期に間に合わせるために連日会社に泊まり込んで作業を行う「修羅場」の話を友人から聞かされるたびに、目からウロコが涙と一緒に落ちていきました。

そんなシステムエンジニアの仕事について、珍事件や怪人物の逸話を交えながら、おもしろおかしく、そしてちょっぴりもの悲しくまとめたのがこの2冊の書籍です。なんつーか、えーと、その……「オトナの世界って、もっとちゃんとしてるかと思ってた……」というのが僕の感想です。

システムエンジニアの皆さん……応援してます……心から(涙)。

著者 きたみりゅうじ 氏のWEBサイト 「R’s Factory」
Amazon 「SEのフシギな生態」
Amazon 「SEのフシギな職場」

IT技術者をストレスから守れっ!! 産業医の仕事

知り合いのプログラマが、体を壊して会社を辞めることになったそうです。こういう話を聞くと、「ああ、僕がその企業の産業医だったならっ!!」と拳を握ってしまいますね。
 
プログラマは仕事の量が多く、なおかつ仕事の自由度が低いため、常に大きなストレスにさらされている職種です。多少のストレスは仕事をこなすのに役立ちますが、体をこわして仕事が続けられなくなってしまうと、本人にはもちろん、チーム全体にも、その企業にとっても大きな損失となります。

仕事を辞めた本人に話を聞いてみたところ、健康管理室のような場所はあったそうなのですが、担当者が毎年のように変わるため、従業員もなかなか相談しにくかったそうです。そうなんですよね。部署は作っても、産業医にやる気がなければまったく意味がないんですよね……。
 
ホント、こういう話を聞くと、「ああ、僕がその企業の産業医だったならっ!!」と思ってしまいます。なんとかしなくちゃ!!