メンタルヘルスケア・ジャパン2008で「職場復帰」をテーマに講演してきました

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2008年5月27日から開催されていた人事・労務担当者向けセミナー「メンタルヘルスケア・ジャパン2008」で、メンタルヘルス不調の職場復帰をテーマに1時間しゃべってきました。

タイトルは「メンタルヘルス不調の職場復帰の諸問題とその対策 〜仕組みと人の両面から〜」です。うつ病の職場復帰について、各社のケースを紹介しながら、なぜうまく行かないのか、どうすればうまく行くようになるのか、「仕組み」と「人」の切り口から解説しました。

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もちろん、発表の内容はBeyond Bullet Pointsメソッドで入念に組み立てたものです。先日紹介したテクニックを使って、KeynoteのスライドをPowerPointのファイルに変換して披露しました。プレゼン用のリモコンやペットボトルのボトルキャップも相変わらず大活躍です。

僕にとっては今回が初めての「有料セミナー」での発表。かなり緊張していたためか、終わったとたんにどっと疲れが……(笑)。今日はもう寝ようと思います。おやすみなさい。

Keynoteプレゼンテーションを全て画像にしてPowerPointに変換する

プレゼン界のカリスマ、スティーブ・ジョブズが使っているプレゼンテーション・ソフト「Keynote」。上品で美しいスライドが誰でも簡単に作れます。しかし、時には「PowerPoint(Windows版)のファイルを提出してください」と指定され、PowerPointのファイルしか利用できないこともあります。

そんなときは「AutoMator」を使えば大丈夫。「プレゼンテーション:イメージスライドを作成」アクションを使えば、Keynoteから書き出した画像ファイルを、そのままPowerPointに変換できます。その手順を説明します。

(1) Keynoteで「ファイル > 書き出す…」を実行し、各スライドを画像として保存する。

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(2) AutoMatorで「プレゼンテーション:イメージスライドを作成」アクションを使い、以下のようなアクションを実行する(※このアクションを実行するときは、Keynoteを起動して新規のファイルを開いておくこと)。

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(3) 作成したスライドを「PowerPoint形式」で保存する。

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これで完了。Keynoteのスライドがそのまま表示できるPowerPointファイルのできあがりです。美しいヒラギノフォントがそのまま使えるのはうれしいですね。注意点としては、ファイルサイズが少し大きくなることと、アニメーション効果がすべて「単純表示」になることです。

このやり方の応用として、PDFファイルからスライドを作成することもできます。まず、AutoMatorの「PDF:PDFを複数のイメージにする」アクションを使って、PDFファイルを画像ファイルに書き出し、その後で上記の手順を用います。

Beyond Bullet Points プレゼンメソッド (3)

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Beyond Bullet Pointsメソッドの解説記事、第3回目です。前回まで「ストーリー台本、絵コンテ」の作成について説明しました。今回はいよいよスライドの作成を行います。

● レイアウトはシンプルに、写真を多めに

スライドはシンプルな背景が一番です。単色か、薄いグラデーションにしましょう。装飾や色を使いすぎないよう注意し、ロゴマークなどを全てのページに入れるのも避けたほうがよいでしょう。

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スライドの基本レイアウトは「タイトル」と「画像」です。タイトルには台本の見出しを使います。話す内容が要約されているので、聞き手の理解を助けるだけでなく、発表者が話題を見失わないようヒントを与えてくれます。画像は思い切って大きく使いましょう。画面いっぱいに広げても印象的です。

画像を探すにはオンラインの画像サービスが便利です。Microsoft Officeのユーザーであればオンラインクリップアートが利用できます。いろいろなキーワードで画像を検索してみましょう。

目次スライドを挿入したり、見出しスライドのレイアウトを統一しておくと、プレゼンテーションの進行状況がわかりやすくなります。

● アニメーション効果は最小に

スライド切り替え時のアニメーション効果は、なるべく使わないようにしましょう。複雑な図などは、説明にあわせて少しずつ表示するとわかりやすくなりますが、凝ったアニメーション効果は使わず、単純に「パッ、パッ」と表示させたほうが効果的です。

● 発表の時の工夫・配布資料

発表するときにはスライドを操作するリモコンを用意しましょう(ワイヤレスマウスでも代用できます)。演台の後ろでPCに張り付くのはやめ、聞き手の前に姿を現し、聞き手の方を見ながら話をしましょう。

発表者の顔がはっきりと見えるように、部屋を暗くしすぎないようにしましょう。BBPメソッドで準備したスライドは、明るい室内でもよく見えます。

基本的に、BBPメソッドでは配布資料を使いません。どうしても配布資料が必要なときは、PowerPointで「ノート」を選んで印刷するか、内容をまとめた資料を別に用意し、発表が終わった後で配ります(配布資料のサンプル)。時には、スライドに載せられない細かいデータなど配布することもあります。

● どう?できそう?

Beyond Bullet Pointsメソッドは、小手先のテクニックではありません。自分が伝えたいことを、聞き手にしっかりと伝えるための「準備のやり方」なのです。詳しく知りたい方はCliff Atkinsonの著書「beyond bullet points」をぜひお読みください。

Beyond Bullet Points プレゼンメソッド (2)

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Beyond Bullet Pointsプレゼンメソッドの解説記事、第2回目です。前回の記事ではプレゼンの骨格となる「ストーリー」の組み立て方について説明しました。プレゼンの内容をストーリーとして整理することで、聞き手の心を動かすプレゼンができるのです。

今回は「台本」と「絵コンテ」の作り方について説明します。

●しゃべる内容を台本にする

たくさんの情報をスライドに詰め込んでしまうと、画面を読み上げるだけのプレゼンになりがちです。プレゼンの内容(ストーリー)は発表者の言葉で語るものです。BBPメソッドでは、しゃべる内容をスライドに書き込むのではなく、あらかじめ台本として準備します。

●何を見せながら何をしゃべるか

台本を作るには、WordのアウトラインモードやPowerPointのノート画面などを使います。ストーリーの内容を見出しにして、何を見せながら何をしゃべるのかを考えながら、台本を書いていきます。

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プレゼンの目的を考えながら、情報を詰め込みすぎないように気をつけましょう。しゃべる内容に合わせて、必要があればスライドのタイトルも変更します。

●自分の言葉で生き生きと語ろう

台本を作るポイントは、書き言葉ではなく自分自身の話し言葉で書くことです。難しい言い回しはなるべく避け、聞き手が理解できるような言葉を選びます。

(書き言葉の例)「本日のプレゼンの内容」
コミュニケーションや人間関係の問題は目に見えません。こうした問題を可視化する2つの図解ツールをご紹介いたします。これらは問題点や課題を図式化することで我々の理解を助けてくれます。これらのツールは、利用者が自己理解を深めることにより人間関係等の問題解決を補助するものです。

(話し言葉の例)「問題を見える化するツールを2つ紹介します」
コミュニケーションや人間関係の問題、これは目に見えないものです。こうした目に見えない問題を「見える化」するツールを、今日は2つご紹介します。こうしたツールを使って、問題点をわかりやすく図に整理したり、自分自身への理解を深めていけば、問題を解決する大きな助けになります。

(話し言葉の例)「問題を見える化するツールを2つ紹介します」
コミュニケーション……人間関係……難しいですね。何が難しいっていうと……「目に見えない」ことが、いちばんやっかいです。目に見えない問題を解決するには、どうしたらいいか?……そう……「見える化」してやればいいんです。今日は、そのための便利なツールを2つ、ご紹介します。こうしたツールを使って、問題点をわかりやすく図に整理したり、自分自身への理解を深めていけば……問題を解決する、大きな助けになります。

台本ができたら声に出して読んでみましょう。ストーリーはわかりやすく伝わってきますか? ストーリーはあなた自身の言葉で語られていますか?

台本の見出しはスライドのタイトルにも使います。スライドのタイトルは、聞き手の理解を助けるだけでなく、発表者が台本を思い出す手がかりにもなります。内容を適切に要約するよう気を配りましょう

●台本ができたら絵コンテを作る

台本ができたら、スライドの絵コンテを描きます。スライドと同じ形の長方形を印刷したものに、スライドのラフスケッチを書き込んでいきます(絵コンテ用紙をダウンロード)。

スライドのタイトルには台本の見出しをそのまま使います。スライドの中身には1つか2つの文字や画像のみを用います。詳細なデータは配布資料にのせ、スライドにはデータから読み取れる「意味」を示しましょう。

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話す内容とスライドの内容はなるべく一致させます。複雑な内容を説明するときには、すべての情報を一度に表示するのではなく、説明にあわせて少しずつ表示します。話す内容に注意を向けて欲しいときには、思い切って白紙のスライドを用いましょう。

●次回はスライド作り

台本を見ながら、納得がいくまで絵コンテを修正しましょう。次回はいよいよ発表用のスライドを作っていきます。シンプルで力強いデザインのコツや、写真の活用方法について説明します。

Beyond Bullet Points プレゼンメソッド (1)

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ノートPCと液晶プロジェクタのおかげで、誰もがPowerPointを使ってプレゼンする時代になりました。しかし、スライドを読み上げるだけの退屈なプレゼンも多く、そのPowerPoint文書をメールで送ってくれれば、わざわざ話を聞かなくてもいいのでは……とすら考えてしまいます。

そろそろ、箇条書き(Bullet Points)を読み上げるだけの退屈なプレゼンはやめにしませんか。参加者に情報を適切に伝え、聞き手を動機づけ、その気にさせる効果的なプレゼン手法「Beyond Bullet Points (BBP)メソッド」についてご紹介します。

■肝心なのはストーリー

無関係の情報をバラバラに与えられても、私たちはうまく理解できません。人は古くから、ものごとを意味のある「ストーリー」として理解してきました。

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BBPメソッドではプレゼンを「オープニング → 本編(Aパート・Bパート・Cパート)→ エンディングの形式で組み立てます。

■主人公(=聞き手)を引き込むオープニング

プレゼンテーションの最初の5分間をオープニングにあてます。プレゼンテーションの主人公は「聞き手」です。オープニングの目的は、聞き手をプレゼンに引き込み、感情移入させることです。

BBPメソッドでは次の5つの要素を使ってオープニングを組み立てます。

舞台背景 (Settings) : 聞き手のいる舞台背景(場所や時代)
主人公の役割 (Role) : 聞き手の置かれている立場や状況
A地点 (Point A) : どのような問題点や課題を抱えているか
B地点 (Point B) : 聞き手は何を望んでいるか
核心 (Call to Action) : A→Bに達するにはどうすればよいか

例えば『平成20年度販売戦略会議』だとこんな感じ。

舞台背景 (Settings) : ○○業界の売り上げは年々下がっている
主人公の役割 (Role) : 当社も今年度の目標達成が厳しかった
A地点 (Point A) : 次年度はさらに厳しい結果が予想される
B地点 (Point B) : 売上アップをもたらす販売計画が求められている
核心 (Call to Action) : このプランを検討しよう

この形式は研究発表のような情報伝達型のプレゼンテーションにも応用できます。例えば『日本ウィルス学会』だとこんな感じ。

舞台背景 (Settings) : ○○ウィルスによる○○病は研究が難しい
主人公の役割 (Role) : 薬が効きにくい仕組みをなかなか解明できない
A地点 (Point A) : ○○細胞の登場により培養が簡単になった
B地点 (Point B) : 治療抵抗性の細胞が出来れば多くのことがわかる
核心 (Call to Action) : 我々はモデル細胞を作り、その性質を分析した

同じテーマでも『日本内科学会』だとこんな感じ。聞き手(主人公)が違えば、当然、話の流れも変わってきます。

舞台背景 (Settings) : ○○ウィルスによる○○病は治療が難しい
主人公の役割 (Role) : 多くの患者で薬が効かず、治療医は困っている
A地点 (Point A) : ○○細胞という実験細胞で治療抵抗性を再現した
B地点 (Point B) : その仕組みを解明すれば治療の進歩に繋がる
核心 (Call to Action) : 実験で得た結果を実際の患者と比較した

オープニングの目的は「これから話される内容は、自分の問題と関係がありそうだ」と当事者意識を持ってもらうことです。ここで聞き手に感情移入してもらえるかどうかが肝心です。

■本編は3×3×3構成で

プレゼンの中身は大きく3つの話題で構成します。それぞれの話題について「キーポイント、説明、詳細」という形式でストーリーを組み立てます。ついつい情報を詰め込みたくなりますが、ストーリーの「核心」に関連する話題のみを慎重に選ぶようにしましょう。

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表の中には「経緯」「実験結果」などといった単語を書き込むのではなく、「○○細胞により○○ウィルスの実験が容易になり、研究が進んだ」、「○○分析では○○タンパク質の働きに変化が見られた」のように、フルセンテンスで記入します。この文章は後にスライドのタイトルとしても利用します。

このように内容を整理しておけば「申し訳ないけど、5分で説明して」と言われたときにも、慌てずに「キーポイント」を説明できます。すべての内容を説明すると45分程度かかります。

■次回は「台本」の話

こうしてストーリーの骨格ができあがったら、次は「台本」を準備します。詳しくは書籍『beyond bullet points』(著者:Cliff Atkinson)をご覧ください。