目標を達成するためのキーワード “自己効力感”

人生にはいろいろな目標があります。身近なところでは、仕事の成績を上げる、資格の勉強をする、ダイエットを始める、禁煙に挑戦する、運動を始める、早起きをする、自分の悪いクセを直す、節約をする、料理の腕を上げる、残業を減らす、英会話に取り組む、趣味をもっと楽しむ……などなど。この中に実際に取り組んでいる目標もあれば、そのうち始めようと計画を立てている目標、ぼんやりと思い描いているだけの目標もあるでしょう。
自分の目標をうまく達成している人、目標に積極的に挑戦している人ほど、いきいきと人生を楽しんでいるようです。では、「そんなこと、オレにはとても無理だ」としり込みしてしまう人と、「よし、いっちょやってみよう」 と腰を上げる人の違いは、どこにあるのでしょうか。
目標に挑戦し、達成するためのキーワード、それが『自己効力感』です。自己効力感とは「自分がそれを上手にやれそうだと思う気持ち」のことです。簡単に言えば「できそうだという自信」です。自己効力感が高いときほど、目標にチャレンジしやすく、成功する可能性も大きくなります。
例えば、何かに一度成功すると、その体験が自信となって他のことにも挑戦しやすくなります。また、自分と同じような能力の人が成功しているのを見聞きすると、「あの人でもできるのだから自分でもできそうだ」と感じます。こんなときに自己効力感は高まっています。
自己効力感をうまく引き出し、利用することができれば、目標への挑戦や達成が容易になります。それにはいくつかのテクニックがあり、最初の成功体験を重視することと、成功体験を積み重ねることがポイントです。次回は自己効力感を利用した目標のたて方について説明します。
(この記事は、私が専属産業医として勤務している会社で、全社員に向けて毎週配信しているメールマガジンの内容を、ウェブ用に書き直したものです。)
