夢と現実の落差、「SEのフシギな職場」と「生態」

コンピューターが大好きだった僕は、将来プログラマーになりたいと考えていました。実際には別の道を進んだわけですが、今でもなおシステムエンジニアやWEBデザイナーなど、コンピューター関係の開発に携わる職業には強いあこがれを感じてしまいます。きれいに片づいたオフィスでコンピューターに向き合い、スーパーテクニックを駆使して超かっこいいソフトウェアやWEBサイトを作り出す、そんな漠然としたイメージを持っていました。
ところが最近、「あこがれの職業」だったプログラマーが、実はそんなにスーパースターではないということに気がつきはじめました。プログラマーというのは、受注→設計→開発→試験→納品といった開発工程の末端に位置する作業員にすぎず、しかもダメな営業や無茶な設計など、上流工程のツケをすべて引き受けなければなりません。納期に間に合わせるために連日会社に泊まり込んで作業を行う「修羅場」の話を友人から聞かされるたびに、目からウロコが涙と一緒に落ちていきました。
そんなシステムエンジニアの仕事について、珍事件や怪人物の逸話を交えながら、おもしろおかしく、そしてちょっぴりもの悲しくまとめたのがこの2冊の書籍です。なんつーか、えーと、その……「オトナの世界って、もっとちゃんとしてるかと思ってた……」というのが僕の感想です。
システムエンジニアの皆さん……応援してます……心から(涙)。
著者 きたみりゅうじ 氏のWEBサイト 「R’s Factory」
Amazon 「SEのフシギな生態」
Amazon 「SEのフシギな職場」
週刊ファミ通で毎週連載中のマンガ。ゲームに関してはほぼ素人に近い漫画家 みずしな孝之 がゲームをしたりしなかったりしなかったりする日常を描いた作品。作者とは年齢が近いこともあって、その「へたれな感じ」にとても共感をおぼえます。最近はゲームから遠ざかってしまったという、ファミコン世代の元ゲーマーにオススメ。
