○○地区のメンタルヘルスを全社平均と比較すると…?

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健康上の理由で就業上の配慮が必要な社員に対して、産業医は「意見書」を書きます。意見書の発行状況を見ると、社員の健康状態のおおよそがわかります。
 
2006年1月から12月まで、○○地区で発生した新たなメンタル疾患の事例は X 例で、身体疾患の新規事例は X 例でした。それぞれの発生率を全社平均と比較すると、この1年間、○○地区ではメンタル疾患の新規事例が他の地区よりも少なかったことがわかります。

なぜメンタル疾患の新規発生が少なかったのか

ここ数年、環境の変化や業務量の増加などを背景に、非常に高ストレスの状態が続いています。こうした状況とメンタルヘルスの悪化の関連については社内報でも指摘されています。

それではなぜ、○○地区のメンタル疾患が他の地区よりも少なかったのでしょうか。はっきりしたことはわかりませんが、次のようなことが考えられます。

・ たまたま少なかっただけ
・ 社員個人が、ストレスに上手に対処してきた
・ 社員同士で、お互いにフォローしてきた
・ マネジャーの管理が上手になった
・ コミュニケーションが改善してきた

ストレスに強い組織とは、縦と横のコミュニケーションが密な組織です。当社に限った話ではありませんが、寸断されたコミュニケーションをどうやって再構築するのか、今後の重大な経営課題であるとともに、ひとりひとりの社員の、少しずつの努力が求められています

身体疾患の新規発生例について

昨年に発生した身体疾患のほとんどが「がん」や「心筋梗塞」です。社員の高年齢化に伴い、今後ますます増加してくると思われます。

(1) がんを早期に発見するためには

がんの発生率は40歳をすぎると急激に高まります。家族歴、喫煙の有無、性別など個々のリスクに応じて必要な検診を受けることが大切です。健康診断や人間ドックで発見されることも多いので、何か異常所見があった時には、きちんと再検査を受けましょう。

(2) 心筋梗塞や脳梗塞を予防するには

心筋梗塞や脳梗塞を予防するためには、高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病を適切にコントロールすることが必要です。きちんと治療をうけていても、肥満や喫煙習慣があると発症リスクは高まります。20代〜40代のうちから、体重管理や禁煙を意識して生活することが重要です。

この記事は、私が専属産業医をしている企業内で、○○地区の社員に配信しているメールマガジンの内容を、ウェブ用に書き直したものです。

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