うつ病の人をうまく励ますコツ

「うつ病の人を励ましてはダメと言われるが、何と声をかければいいのか」「何ヶ月も会社を休んで、やっと出てきたが、とても治っているとは思えない」という声をよく聞きます。うつ病の同僚や部下に対して、どのように接すればいいのでしょうか。

うつ病の苦しみ

うつ状態になると、次のような状態が続きます。

1. 食欲がない。
2. 眠れない。特に朝早く目が覚め (午前3~4時)、その後まったく眠れない。
3. 疲労感がとれない。
4. 頭の回転が明らかに落ちている。
5. 今まで楽しかったことが楽しくない。それをすることが面倒だ。

特に職場で著しいのは「4. 頭の回転が明らかに落ちている」という症状です。たとえば風邪をひいて熱が出たときや、ひどい二日酔いのとき、頭の回転が落ちて仕事がはかどらないという経験があるでしょう。うつ状態の時も、それと同じようなことが起こります。しかも二日酔いと違って、そうなった原因も、いつまで続くのかもわかりません。

仕事熱心で完璧主義、まじめ人間ほどうつ状態になりやすいと言われます。そういう人にとって、この状態がどんなにつらいことでしょうか。「検査では異常が無いので様子を見ましょう」と病院では言われるが、体調は明らかにいつもと違う。集中力が無い。書類を読んでも頭に入らない。仕事はちっとも進まない。勤めを続ける自信が無い。いっそ消えてしまいたい……と、面談のときに涙をポロポロとこぼしはじめるのです。

病気のせいでパフォーマンスが一時的に落ちる

うつ病の特徴は「病気のせいでパフォーマンスが一時的に低下すること」です。治療開始が遅くなればなるほど回復も遅くなります。また、回復の途中でアクセルをふかしすぎると、すぐに調子を崩してしまいます。会社を休むほどひどいうつ病の場合は、3ヶ月の休業の後、約1ヶ月の慣らし出社を経て、さらに半年は業務制限を行うようにしないと、うまく仕事に復帰できません。

パフォーマンスの低下がきっかけで、うつ病が発見されることもあります。職場や家庭で、いつもと違う様子の変化に気づいたら、本人にそれとなくたずねてみてください。上記の「うつ状態のセルフチェック」の中で気になることがあれば、「疲れているならお医者さんに行ってみれば?」などと、産業医や精神科医に相談するよう勧めてあげましょう。

職場復帰してきた人にどう接するのか

うつ病の人と接するときの注意点として、励まさない、重大な決断をさせない、無理に気分転換に誘わない、といったことが知られています。それを聞いて「じゃあ何と言えばいいのか」と、疑問に思う人も多いでしょう。

どんなにうつ病のことを理解していても、相手を100%傷つけない言葉などありません。あまり難しく考えず、「早く元気になって欲しい」、「元気になるまで待つよ」、「ゆっくり休んでいいよ」、「力になってあげたい」と、相手を受け止め、支える気持ちを言葉で伝えることが大切です。気持ちを言葉にして伝えれば、きっと相手の心に届き、回復の助けになります。

そろそろ元気になったみたいだから、食事に誘ってみようかな、どうしようかな、と迷っているのなら、「そろそろ復帰して3ヶ月たつね。元気も出てきたようだし、また食事でもしながら話をしたいと思うんだけど、どうだろうか。しんどいなら今日は無理しないでいいよ。また今度にしよう」と、気持ちをそのまま伝えてみてはどうでしょうか。

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コメント数: 4

  1. うなぎ :

    泣けるね…ウン

    39度の熱がある状態で、熱だけ無くしたというか…
    二日酔いの状態というか…
    もうね、指も動かないくらいの時があるのでふよ…

    朝6:30に目が覚めて9:00まで動けなかったり…
    会社に間に合わない時間になったら急に動けたり…
    心の病ですなぁ〜

    >「そろそろ復帰して3ヶ月たつね。元気も出てきたようだし、また一緒に飲みに行きたいと思うんだけど、どうだろうか。しんどいなら今日は無理しないでいいよ。また今度にしよう」
    難しいねw
    「飲みいく?いける?今日無理だったらまた誘うけど、どう?」
    って感じかな?

    ちなみに、投薬中は完全禁酒だったりする罠

  2. e-doc. :

    会社勤めをしている人にとって、うつ病で一番やっかいなのは「パフォーマンスが落ちること」でしょうね。

    一般的に、本人も上司も周囲の人も、そこを理解していないケースが多いようです。良くなるまで少しは待ってあげないと職場復帰が難しくなりますねー。

    本文中のセリフについては、アサーションのDESC法にならった例を挙げました。やや説明口調なのて、うなぎさんの例のように、個別の状況や環境にあわせてもらうのがいいと思います。

  3. うなぎ :

    僕の場合は…2回目だからね…奥さんを含めて…
    すげー上司の人が「ゴメン」って言われたもん…
    いまは、程よい湯加減のところに漬かっています。

    で、調子が上がりつつあるところで、2STEP上司が、違うグループのHELPもできる?って聞いてくる罠!!

    できるカー!!!!!!!!!!!!!!!!!

  4. うなぎ :

    最近、調子が上がってきているようです。
    →芝-合わせ-馬なり(意味不明)

    ぼちぼち調子が上がってきています。

    が、この前奥さんが車をぶつけました。(止まってる車にコツン程度)
    相手は御ベンツ様様です。
    幸いにして相手は良い方だったので、簡単に話は進みそうですが、奥さんがダウンしました。

    この病気は、心のスレッショルド(閾値)が下がります。
    通常であれば、大したこと無いと思えることを、絶大に深刻に考えさせます。
    これが重なると、さらに病状が加速し…

    あとで考える(もしくは他の人が考えると)と、なーんだって事が、「もーだめだー!!」ってくらい深刻に感じるんですよ。

    僕は、結構「楽観+達観」できてきてるので、状況は良くなってるのかな?

    今日はミラドールを家に忘れてきて、ちょいパニックです♪