デイリーポータルZは@niftyのはみ出しものなのか ~BBフェスタに行ってきた~ (後編)

@niftyのユーザーイベント「BBフェスタ」レポートの3回目です(1回目の記事、2回目の記事)。前にも書いたとおり、ホントはデイリーポータルZのコーナーを見たらさっさと帰ろうと思っていたのですが、会場で楽しそうに働いている社員の姿を見ているうちに、「ニフティではたらく」ということに興味が出てきました。
今回は、このイベントを通じて(勝手に)感じた「ニフティってこんな会社」というイメージについて書いてみたいと思います。
■ ニフティの事業内容はこんな感じ
社員の方の話では、ニフティにはプロバイダ事業、コンテンツ事業、サービス事業の3種類の事業があるそうです。現在、収益の多くはプロバイダ事業によるものですが、今後はサービス事業の展開に力を入れていくという方針だそうです。
サービス事業というのは、商品としてのモノを売るのではなく、何らかの作業(の代行)に対してお金をもらう事業のことです。サービス事業の成功事例としては、広告収入やオークションの手数料などで収益を上げているYahooなどがあるそうです。
■ 有料コンテンツと無料コンテンツ
一般的に、ネット上の情報はすべて無料だと考えられています。そこが書籍やCDなど他の出版事業とネット事業の一番の違いです。そのため、よほど需要のあるコンテンツでない限り有料化は難しいそうです。
価格という点で見ると、@niftyのコンテンツは大きく3種類に分けられます。ひとつは、動画配信や占いのように、有料のもの。ふたつめは、競馬情報のように、無料コンテンツの中に一部有料コンテンツが含まれているもの。そしてみっつめは、デイリーポータルZやキッズ@niftyのように、すべて無料のものです。
■ なぜキッズ@niftyは無料なのか
どうして@niftyはこれらのコンテンツを無料で公開しているのでしょうか。子供向けコンテンツ「キッズ@nifty」の担当者に話をうかがってみました。
「おっしゃる通り、コンテンツ一部のを有料化したり、@niftyの会員だけが使えるようにすることも可能です。しかし、そうすると、利用者は今よりずっと少なくなるでしょう。わたしたちはインターネット企業として、正しいネットの使い方や楽しみ方を、広く子供たちに体験して欲しいと考えているんです。」
「過去には、@niftyの会員だけがニフティの顧客であると考えていた時もありましたが、現在では、インターネットを利用している人も利用していない人も、すべてがニフティの顧客であると考えているんですよ。」
なるほど。インターネット企業としての社会的責任(CSR)というやつですか。インターネットの安全な利用と、健全な発展のために貢献するという活動なんですね。
■ BBフェスタに参加している社員たち
BBフェスタは、一般の方に@niftyのサービスを紹介する展示会です。来場者の年齢層は幅広く、若い人たちから中高年層まで、それぞれの展示を楽しんでいました。特に、リビングルームでテレビ電話や動画配信などを行う実演デモには中高年者がたくさん集まり、とても強い関心を示している場面が印象的でした。
意外だったのは「さあ、今すぐ入会して下さい」「わたしたちにお金を下さい」というような商売っ気をあまり感じなかったことです。それよりも「ほら、これっておもしろいでしょう」「楽しいでしょう」というブースが多かったように思います。
ブースにいた社員もとても明るくて感じのいい人たちばかりでした。「自分のやってる仕事はこんなにおもしろいんですよ」と胸を張ってアピールしている姿はうらやましいとさえ思いました。もちろん、これは演出された「イベント」ですし、事前に実施されたマナー研修の成果かもしれません。しかし、社員の表情や話しぶりなどからニフティの社風のようなものが感じられました。
■ 最後に
「デイリーポータルZ」の展示だけ見てさっさと帰ろうと思っていたBBフェスタ。@niftyの事業内容なんてちっとも興味がなかったのに、楽しそうに接客をしている社員の姿が気になって、ついつい、いろんなことをたずねてしまいました。デイリーポータルZは確かに会場の中でもはみ出していたけれど、これもアリなのかな? と思わせる雰囲気を感じました。
相手をして下さった社員の皆さん、どうもありがとうございました。ネット企業ということで残業も多いでしょうが、お体に気をつけてがんばって下さい。
最後に、今回の取材メモを整理したマインドマップの画像を掲載しておきます。このマインドマップはMindManagerというソフトで作成しました。とっても便利です。
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