産業保健の現場に臨床心理士は必要か?

琵琶湖で開催された勉強会に行ってきました。産業医、精神科医、研究者、臨床心理士などが出席し、職業とストレスについての発表や、活発な意見交換が行われ、とても勉強になりました。産業医2年目となる今年は、もっと外部の勉強会にも参加して、視野を広げていきたいと思っています。
 
今まで「臨床心理士」との交流は少なく、どんな仕事をしている人たちなのかよく知りませんでした。もっと厳しく言うと、彼らが産業保健の現場でどんな役に立つのか、批判的な考えすら持っていました。勉強会の中で多くの臨床心理士の方と話をして、臨床心理士の仕事の中身、カウンセリングを行うときの技術的なこと、その背景にある心理学的な理論など、さまざまなことを教えていただきました。

それらを踏まえて考えてみたところ、やはり「能力のある産業医がきちんと仕事をしていれば、産業保健の現場(会社の中)に臨床心理士は必要ない」というのが今の僕の意見です。ただ、実際問題として「メンタルのことは専門外なので扱えない」といまだに尻込みをする産業医も多いそうです。そういう現場では、臨床心理士や外部機関(EAPなど)が補助的な役割を果たす必要性も理解できます。しかし現在では、産業医、保健師、臨床心理士のいずれにおいても、現場のメンタルヘルスの専門家として力を発揮できる人は少なく、人材育成が課題なんだそうです。

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