うつ病の社員の治療と休職

うつ病は「生命のエネルギーが欠乏した状態」です。意欲の低下・食欲の低下・睡眠障害・集中力や判断力の低下などがその症状としてあらわれます。うつ病はありふれた病気で、軽いものまで含めると10人に1~2人の頻度で発症します。うつ病は内服薬によって治療し、休職して休むことで必ず完治します。
 
これまでのデータから、仕事を休む期間は最低3ヶ月間は必要だといわれています。僕が産業医として働いている会社には、うつ病の社員を原則として3ヶ月間休ませ、段階的に復職させる制度があります。この制度を利用して、多くの社員が職場に戻って元気に働いています。


うつ病の一般的な治療経過 (クリックすると拡大)

会社によって、病気で休職できる期間や、復職の際の制度は異なりますが、うつ病で休職した方は一般的に上の図のような経過をたどって回復してきます。「うつ病は治療すれば必ず治る」ものです。また、全員が会社を休まないといけないほど症状が重いわけでもありません。早めに専門医を受診し、必要であれば社内の窓口(健康管理室・保健師・産業医など)に相談してください。

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コメント数: 3

  1. mailiam :

    はじめまして、こんにちは。
    ゲームについて調べていてこちらにお邪魔したのですが、
    管理人さんは産業医さんなんですね、うつ病のお話、興味深く拝見しました。
    というのも、私自身、軽いうつで現在通院中だからです。
    通院を始めてからも、薬ってなんかあやしいな、
    などと素人の偏見でまじめに薬を飲んでおりませんでした。
    この記事を読んでなんだか恥ずかしくなりました。
    私の主治医さんも、まさに同じような治療をされているのに、
    うつというと、気分の問題とか、恥ずかしいことのように思えてしまって。
    本人が一番、気持ちではどうにもできないと分かっているはずなんですけど。
    睡眠障害というのにも覚えがあり、入眠剤も処方していただくことにします。
    必ず治る、という力強い言葉、ためになりました。
    長々と失礼しました。

    追伸、ゲームの趣味も似通っていて嬉しかったです(笑)

  2. e-doc. :

    こんにちは。コメントありがとうございます。

    うつ病、という病気の知名度は以前と比べものにならないほどアップしましたが、まだまだ誤解が大きいなというのが実際の印象です。内服薬を中心とした治療を続けると必ず完治する病気です。主治医とよく話をして、自信をもって治療を続けてくださればと思います。

    追伸: 生活リズムの崩れやすい種類のゲームにはご注意ください(笑)

  3. 今日も、生きてる… :

    ecarlateさんの「偏見とヒト」を受けて。…

    「†緋色の霧時雨† うつ病に挫けない鬱心」というブログを持っているecarlateさんが、下の記事にトラックバックをくれました。

    彼女は私と同じように、幼い頃 (more…)