うつ病の社員を段階的に復職させる制度
うつ病で休職している社員の復職は「段階的に」行うことがもっとも重要です。例えば半日程度の勤務から徐々に勤務時間を延ばしていく「慣らし出社」が必要です。また、復職後もすぐに元の業務に戻るのではなく、数ヶ月をかけて業務負荷を徐々に増やしていくなど、完全復帰まで半年程度の時間をかけることが復職を成功させるポイントになります。

段階的な治療出社を経て復職する時の一般的な経過 (クリックで拡大)
うつ病の社員はたいてい3ヶ月ほど休業するため、多くはいわゆる「私傷病欠勤」の扱いになっています。僕の勤めている会社では、欠勤中の社員にも出社を認める「治療出社」という制度があり、段階的な復職を行う期間にあてています。勤怠管理上は休業の扱いとなるため労働災害や通勤災害の直接の対象ではありませんが、会社がそれに準じた保障を行うことが定められています。この期間は最長3ヶ月と決められていますが、治療出社の途中で調子が悪くなったときは何度でも中止して休養できます。フルタイムでの勤務が安定してきたと判断された時点で正式な復職を行います。
休職した本人は早く職場に復帰して休んでいた間の遅れを取り戻したいと思っていますし、上司や同僚もそれを期待していまいます。そのため、復職を急ぎすぎることがあり、本人の回復の度合いを超えた負荷がかかって病状が悪化することも珍しくありません。100%の力が出せるようになるには半年以上かかるということ、再発予防のためには1年間は通院を続ける必要があることを、本人にも周囲にも強調しておきます。
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このサイトの内容は私の個人的な見解であり、私の所属するいかなる団体や組織の見解を反映しているものではありません。
2007年2月26日 1時34分 #
うつ病の社員の復職の際の段階的に勤務時間を増やしていく実際が分かり参考になります。
2007年2月26日 11時11分 #
EVOさん
コメントありがとうございます。
うつ病の従業員の職場復帰においてよく苦労するのが「業務負荷の軽減」です。
勤務時間の制限の他に、実際にどんな作業を与えるのか、フル稼働に向けてどのように業務を増やしていくのか、具体的な内容については上司を交えて相談するケースもあります。