分かりやすくしようとして分かりにくくなった張り紙

 最近、『分かりやすい表現の技術』 (藤沢晃治、講談社ブルーバックス) という本を読みました。地下鉄やデパートの道案内などの「分かりにくい表示」や「分かりにくい文章」について、なぜ分かりにくいのか、分かりやすくするにはどうすればよいのか、実例を交えながら解説されています。

 先日、この本に書かれているような「分かりにくい表示」のおかげで、僕を含めた多くの社員が右往左往することがありました。

■ 面談会場は会議室 B です

 都内のあるビルで健康診断後の全社員面談をしていたときのこと。会議室Bを借りていたのですが、部屋を間違える人が多く、なかなか時間通りに進みません。気になって廊下に出てみると、下のような張り紙がありました。


会議室Bで面談をしているのに……。

 なっ! 会議室Bで面談をしているのに、案内には間違ってAと書かれており、しかも順路はBを指しているという、とても分かりにくい案内になっています。

■ 訂正された張り紙

 午後になると、担当者が案内を作り直してくれました。しかし、あいかわらず部屋を間違える人が多く、気になって見に行きました。


AなんだかBなんだか

 ななっ! 説明や順路は正しいのですが、色わけを間違えているせいで、これまたAなんだかBなんだかわからない説明になってしまいました。これでは、部屋を間違えるのも無理はありません。

このサイトの内容は私の個人的な見解であり、私の所属するいかなる団体や組織の見解を反映しているものではありません。

コメント数: 5

  1. もしる :

    最初の貼り紙は、工夫とか配慮とかいう以前にそもそもウソついてたんだから、わかりにくいっていうかわからなくて当然だよなぁ。

  2. e-doc. :

    担当者もだんだん A だか B だかワケがわからなくなってきて、「ええい、どっちだっていいや! ドアを開けてみりゃわかるだろ!!」的な気分になったのかもしれない。

  3. yukis :

    この本かしてくださいなー。

  4. Caro :

    あ、この本持ってるー。駅の看板のはなしとか、読み物としてもおもしろいですよね。

  5. e-doc. :

    「分かりやすい表現」「分かりやすい文章」「分かりやすい説明」の技術、っていう 3 部作(?)になってるんだけど、基本的な内容はどれも共通してるところが多いみたいです。パッと読めてグッと来る面白い本だと思いました。

    今度機会があったら貸すよ〜 > yukis