日本IBMの「短時間勤務制度」は週3日もOK

日本IBMは全社員を対象に、正社員のまま勤務時間・日数を減らせる「短時間勤務制度」を導入する。育児、介護、資格取得や身体の障害など申請理由は原則不問。週3日の勤務では給与は50%となるが、成果次第で昇級・昇格なども可能だ。
 

日本IBMは正社員のまま勤務時間や勤務日数を減らせる「短時間勤務制度」を2004年1月から導入するそうです。管理職を含めた全社員が対象となり、育児や介護、資格取得や身体の障害など申請理由は不問。昇級や昇格は他の社員と同じく成果重視で行われます。

普通の正社員の勤務時間は週5日(38時間)ですが、短時間勤務には (A) 週3日、(B) 週4日、(C) 週5日で労働時間6割、(D) 週5日で労働時間8割の4種類があります。AとCでは給与は以前の50%、BとDでは70%になります。

日本IBMでは、これまでもフレックスタイム制や在宅勤務制度を導入していましたが、勤務時間は正社員と変わらず、適用される職種も限られていました。この短時間勤務制度の導入によって、育児や介護のための離職者を減らそうというねらいがあるそうです。

厳しい不況の中、パフォーマンス(業績)が求められるあまり、残業など無理な勤務が続いて体を壊してしまう人が後をたちません。しかし、過重労働によるうつ病や自殺が労働災害として認定され、多額の賠償金を請求されるこのご時世ですから、過労によるリスクに対して、企業は一段と敏感になっています。

また、子育てや介護などの理由で、今まで通りのペースで仕事を続けられず、離職や転職を余儀なくされる場合もあります。せっかく育てた人材を手放すことは企業にとって大きな損失です。

日本IBMのこの制度のように、柔軟な労働形態が用意されているというのは、従業員にはとても心強いことでしょう。制度導入による部署内の仕事の負担は、仕事の外注化、派遣社員の活用、業務の見直しなどで吸収するそうです。今後の成果によっては、他の企業でも同様の制度が導入されるかもしれませんね。

また、日本IBMのサイトには同社で働く障害者の方々の活躍も掲載されており、企業のイメージアップにつながっています。

日本IBM、短時間勤務制度を導入 (asahi.com)
日本IBM : Job@IBM 障害者のページ

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