産業医への道、はじめての営業活動!?

今日は産業医の仕事現場を見学するため、兵庫県の企業へおじゃましてきました。病気で休職していた従業員との面接や、健康診断の結果が悪い人への指導、来週から海外出張に出かける人たちへの説明や、実際の製造ラインの職場巡視などを見学させていただきました。
製造業の現場を目にするのは小学校の社会科見学以来です。あちこち歩き回りながら製造ラインについて説明を受けたのですが、耳栓をしていたのであまりよく聞こえませんでした。いつも静かな病院で仕事をしているため、耳栓をしていないと耐えられないほどの騒音には驚きました。
さて、50人以上が働いている事業所では産業医を雇うことが法律で義務づけられています。しかし実際には近所の開業医が名義を貸しているだけのところが多いそうです。産業医の求職情報を探すには、地域の医師会や検診機関に相談する方法などがありますが、ほとんどがそういった名義貸し状態で、産業医としての本来の仕事をしているところは少ないそうです。
岡山のような田舎では事業所の数も少ないため、なかなか産業医の仕事を探すのは大変です。しかし、きちんと仕事をする産業医への潜在的な需要は高く、仕事を探すもっとも手っ取り早い方法は「営業」だ……と、先輩の産業医が話してくれました。
「医師」という肩書きは営業の武器になるそうで、飛び込みの営業でもそこそこ話を聞いてくれることが多いそうです。そこで、社内で困っていることがないかどうか、産業医はいるかどうか (仕事をしてくれているかどうか) といった話をして、名刺を渡しまくるんだそうです。営業に……名刺ねぇ……。
大学の医局にいる限り、就職活動などしなくても仕事に困ることはありません。というより、大学の人事の都合で、どんな病院に異動するのか知らされないままあちこちを転々とする場合が多く、そういう状況に嫌気がさして、自分で仕事を獲得できる産業医の道を選ぼうとしているのです。しかし、世間の一般常識に欠ける医師にとって、営業をして自分で仕事をとってくるというのは、かなりのハードルです。
とりあえず、名刺と資料を作って営業してみようかなぁ。サイトを作るのもいいかもしれない。おお、初めてサイト作りの能力が仕事の役に立つかも(笑)。
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